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染織工芸家浦野理一の仕事
小津映画のきもの帖

小津映画「秋日和」「小早川家の秋」「彼岸花」「秋刀魚の味」の

女優の着物を手がけた、染織工芸家浦野理一の仕事。

3,600円+税

書誌情報

仕様

四六判上製本 縦196mm 横136mm 厚さ23mm
オールカラー336頁

写真

武藤奈緒美

装幀・レイアウト

櫻井久

中川あゆみ(櫻井事務所)

発売日

2023年12月12日

初版第一刷発行

​定価

3,600円+税

印刷・製本

株式会社東京印書館

©Haruko Urano

ISBN978-4-9913259-1-5 C0070

詳細

昭和35年7月22日の読売新聞夕刊に「原節子、三年ぶり小津作品へ スタンダード・カラー「秋日和」に出演」という記事が掲載されました。記事には「小津監督はまず着物だと、原を北鎌倉の染色工芸家浦野理一のところへひっぱっていった。」と書かれています。

 

小津安二郎監督は、映画「秋日和」「小早川家の秋」「彼岸花」「秋刀魚の味」の女優に浦野理一の着物を採用しました。

 

同時期、浦野は鎌倉にある東慶寺で映画衣裳や新作の展示会を開催し、雑誌「ミセス」に映画衣裳や新作を着た女優が登場する連載を持つなどして、多くのファンを生みました。

 

しかし、浦野は「着物作家は表に出るべきではない」と裏方に徹したため、多くのファンがいながら、いまだその人となりは秘められた存在になっています。

 

小津監督の生誕120年、没後60年にあたる今年刊行する本書で、染織工芸家浦野理一の仕事と人間的魅力に迫ります。

[ 主な内容 ]

 

北鎌倉の家

襖、座布団、ソファ…。

縦節紬がいきる暮らし

北鎌倉の家の庭

如月、卯月、水無月、文月、神奈月

 

小津映画のきもの帖

「東京暮色」「彼岸花」「秋日和」

「秋刀魚の味」

小津安二郎の手紙

 

雑誌「ミセス」の連載

1966年「明治の紫格子」「もめん鹿の子」「オランダ縞の帯」

1969年「白つむぎの茶羽織」「あらしぼ色小紋」「綿絽の小紋」

 

作家や映画人を魅了した仕事

『幸田文全集』の幸田格子

石原まき子の婚礼衣裳

 

浦野の仕事を支えた染織の職人

長野県下諏訪町、岡谷市

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